20 世紀初頭のものと思われるフランスのサックコートをベースに制作されたコート。
リファレンスはフロックコートの名残を持ち、 トップボタンのみを留めてフロントが身体の側面に広がっていくパターンであったが、服の特徴を保ちつつ、日常的に着られるようにパターンを修正したデザインである。
生地は 1900年代のワークパンツ を参考にオリジナル素材を制作。
経糸にウールの双糸を、緯糸にウール糸と綿糸の撚った糸をベース に、オーバーダイした糸を 4 本に 1 本打ち、ヴィンテージの不純物が混入した粗野な風合いを再現した。
光を吸収させて黒く見せるという「深黒(しんくろ)加工」を施している。
この加工は日本の伝統的な正装である黒紋付だけを、100年間染め続けてきた「京都紋付」により生み出された技術。
ウールサイドだけを染める事により、黒の奥から茶色の粒子が覗く、「楽茶碗」のような深く味わいのある黒に仕上がっている。
ボタンは、tomo kishidaの陶器ボタンを使用しています。

サイズ
M(38): 肩幅42cm 身幅48cm 着丈71cm 袖丈60.5cm
着用モデル体型: 174cm 52kg / 着用サイズ M(38)

素材
93% Wool 7% Cotton

生産国
Japan

型番
Lot.316-Black

問合せ番号
VR24ATT042